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2007年12月13日 (木)

■爆笑問題のニッポンの教養:上田泰己

 今回、爆笑問題が訪れたのは、システム生物学の上田泰己(うえだひろき)教授。1975年生まれの32歳。若い。すでに、28歳のときに「分子時刻法」と呼ばれる体内時計のズレを測定する方法を開発。これにより、わずか数時間、たった一度の測定で体内時計の測定を可能にしたという。また、「真夜中に強い光を浴びると体内時計がバラバラになる」ということも実証。この現象はシンギュラリティ現象といって、30年以上の間、誰も解決できなかったそうだ。すごく、興味深い話だったので紹介。

Bakushomondai

※似てないどころか、なんか怖いっす^^;

≪参考≫
NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
FILE021:「体内時計」は いま 何時?(12月11日放送)

 どんな話かというと、もちろん体内時計の話。「腹時計」という言葉があるけれど、本当に胃や腸をはじめ人間の臓器、それに皮膚までも、あらゆるところに「時計細胞」ともいえるものがあるそうだ。この「時計細胞」は、ホタルが光を放つタンパク質を合成し、細胞に注入することで、実際に顕微鏡で確認できる。といっても24時間周期なので、すごく早送りにすると、まるで、ホタルのように明滅するのだ。

 これだけでも、すごいが、放っておくと、だんだん周期が乱れてくる。時計がズレてくるのだ。先ほど述べたように、あらゆる場所に「時計細胞」があるので、それぞれが勝手に時を刻んでは都合が悪い。最近のパソコンは、ネットワークのタイムサーバーを使って内蔵時計の時刻合わせを行っているが、これと同じことを人間も行っているというのだ。脳の中には1万個もの「時計細胞」が集中しているところがある。それは「視交叉上核」という部位。つまり、体内の「時計細胞」は、「視交叉上核」という正確なタイムサーバーと通信し、ズレを修正しているという。

 人間はDNAの中に「時計細胞」を作る情報を持っていて、DNAが人によって違うように、「時計細胞」も個人差があるのではないかとのこと。このタイムサーバーである「視交叉上核」の時間が乱れると起きているんだが、寝ているんだか、メリハリのない状態になる。また、夜中に強い光を浴びると、体内時計が狂うのは、びっくりして、それぞれの時計細胞が勝手に動いてしまうかららしい。私なんか、テレビや部屋の明かりをつけたまま、寝てしまうことがしょっちゅう。昼夜の区別もない乱れた生活を送っている。生活リズムというものがなく、酒を飲むと寝てしまう。これじゃ、きっと、私の「視交叉上核」の時計は乱れっぱなしだぞ><;

 北欧では、昼の長さが短かったり、中途半端に太陽が沈まなかったりする地域がある。そうすると、鬱の症状を訴える人が多くなり、ひきこもったりするそうだ。まさしく私の症状だ。

 上田泰己氏は、ここ数年の生物学の進歩はものすごく、20世紀の初頭、アインシュタインが物理学を塗り変えたように、21世紀は、それに匹敵するほどのことが生物学に起こると予測する。「生命とは何か」を突き詰めていくと、生命を操作し、生命を作りだすところまで踏み込むことになるだろう。そのギリギリのところで、せめぎ合っていきたいと上田泰己氏は語る。アインシュタインが物理的にエネルギーを理論化し、それが核分裂による原爆につながったように、たんに生物学の進歩という話ではなく、生命観や倫理観の根源、選択する未来をあらためて私たちに問うことになるだろう。上田泰己氏は、その責任を背負う世代であることを自覚している。「科学は人間の幸せのためにある」という信念のもとに。

 う~ん、ホントにお願いしますよ、という感じ。

≪参考≫
NHK総合 爆笑問題のニッポンの教養
FILE021:「体内時計」は いま 何時?(12月11日放送)

爆笑問題のニッポンの教養 爆笑問題のニッポンの教養
「体内時計」はいま何時? システム生物学
(爆笑問題のニッポンの教養 21)


上田泰己/著
太田 光/著
田中裕二/著

講談社(新書)


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